ロバみみ

王様の耳はロバの耳(・∀・)ノ

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『ファントム』感想

若気の至りの浮気の末に愛人に産ませた子が世にも奇怪な容貌だったので
日の射さないオペラ座の地下に隠して育てて、
心までも後天的に畸形な子にしちゃって、
過ちを犯したら「これが父親としての自分の愛なんだ」と言って殺しちゃう、
歪んだ愛とエゴに満ちたジェラルド・キャリエールの物語。

アーサー・コピット版(つーかヅカ版っていうべきなのかなぁ???)って、
こういうお話だよね?
だから、どう転んでも“名作”にはなり得ないと、私は思ってます。
むしろ不快なお話だと思う。



でもわんさんは、今回もほぼ寝ることなく観ちゃいました。
それは、このミュージカル中に流れる楽曲がすべて、
ちょこっとした可愛らしいもので、親しみやすくて、
アンサンブルが盛り上がって、楽しいからなんだよなぁー。
曲が楽しいから、物語の持つ不快さが誤魔化されてしまう。

「♪僕のー叫びをー聞ーいてーくれー」でしんみりして、
「♪オペラ座は呪われてる」でドキドキわくわくして、
「♪あーユーアーミュージック」のエリックとクリスのデュエットにうっとりして、
最後には、「♪メロディメロディメロディメロディ」という
あの愛らしい曲を軽やかに歌いながら手を振る出演者に拍手をして、
「あー、おもしろかった」で終わっちゃう。
作曲のモーリー・イェストンの勝利だにゃー。ったく。


エリックとキャリエールの銀橋ソングでグズグズになっちゃうのは、

「それで、どう思う?僕の顔は」
「もう少しマシだったらな」
「でも声はいいだろ?」
「とてもいい」
「テノール歌手になれたかもしれない」
「バリトン歌手にもね。お前は偉大なオペラ歌手になれたはずだよ」

とかっつーやり取りに浮かび上がる、(※台詞はあやふやでつ)
男の子と父親の間に流れる普遍的な親子の愛を
これまでのストーリーとは関係なく、
今までの自分の経験上、そこに感じて胸打たれてしまうからなんだよねー。


「もう少しマシだったらな」
グサグサ!!

「お前は偉大なオペラ歌手になれたはずだよ」
過去形かよ!!

どんなにヒドイことを言っても相手が傷つかないのがわかっている。
相手が自分の愛を確信しているからこそ言える暴言……。

キャッチボールをしていると、何も言葉を発しなくても
相手の気持ちが自然に読めて心が繋がるじゃないでつか。
なんかね、キャッチボールをしている息子とお父さんの姿が
まぶたの裏に浮かび上がって泣ける。
決して脚本がいいからではない。


ガストン・ルルーの怪奇小説『オペラ座の怪人』を原作とする
ミュージカルには、もうひとつ有名な
ロイド・ウェーバー版というのがありますよね。

あっちは原作に近いお話で、怪人は父親に幽閉された子じゃなくて、
ふつーに怪人で、ラウルはクリスの幼馴染。
大筋はその3人の三角関係で、ヅカ版よりもかなり見やすい。
でもあれもね、わんさん眠いんですけどねwww
曲がエンターテインメント性が高く、セットが豪華なのだけが楽しみ。

特に2部のクリスのお父さんのお墓のシーンとかね。
そーいや、昔カナダのバンクーバーで観たときに、
お墓のシーンで例によってうとうとしていたら、
突然舞台前方から爆音と共に巨大な火柱が上がって、
ビックリして目が覚めたことがありました。

その後も何事もなかったように芝居が続いていたので、
あれは、眠気覚ましの演出なんだろーかと思います。
顔に熱気が来て、目の前が一瞬赤くなったでつお。
日本では決してできないものすげー仕掛けでした(笑)。

どーにもこーにも『オペラ座の怪人』というお話はおもんない。


閑話休題。

うーんうーん、つまり、なんだ、あれだな、
キャリエールがひでー男だっちゅー話だな。
いくらオペラ座支配人見習いの子どもで、クリスチャンだからって、
それが当時どんなに乗り越えられない障害であったとしても、
上演される現代にあたっては、じぇんじぇん共感できねーみたいな?

モーリー・イェストン マンセー(・∀・)ノ

---------- 終了 -----------

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  1. 2006/09/18(月) 11:32:23|
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